動画マーケティング 最新トレンド活用とは?今すぐ使える戦略
最新トレンドはどう活かす?今すぐ取り入れるべき動画施策を解説
最新トレンドは、「何を真似するか」ではなく、自社の目的に合わせてどのトレンドを、どの深さで取り入れるかを決めることが重要です。結論として、2026年時点で成果に直結しやすいのは「AI×動画による制作効率化」「ショート×検索・資産化」「YouTube・TikTokを使い分けたBtoB/BtoC戦略」の3つであり、ここを押さえるだけでも一歩抜けた運用ができます。
【この記事のポイント】
2026年の動画マーケティングは、「AIを前提にした制作・編集」「ショート動画とロング動画の役割分担」「YouTube・TikTok・自社サイトをまたいだマルチユース」がセットで語られるフェーズに入っています。
正直なところ、現場でよくあるのが「AIを触りはしたけれど、実務フローに組み込めていない」「ショート動画だけ増えて、事業の成果との紐づけが弱い」という状態です。実は、世界的な調査でも動画のROIは高いが、時間とコストが障壁と答える企業が多く、AIや外注とのハイブリッドで、ちゃんと成果と結びつける設計が求められています。
私自身、ここ1〜2年で「AIを前提にした動画運用」の相談が一気に増えました。体感として、「トレンドを追う会社」と「トレンドを自社の型に落として回している会社」では、1年後のコンバージョンとブランドの差がかなり大きく開いています。
今日のおさらい:要点3つ
- 顕在ニーズ:2026年時点の動画マーケティング最新トレンドと、具体的な活用法を知ることが大切です。
- 潜在ニーズ:「AIやショートの波に乗り遅れていないか」「どこまで追随すべきか」への不安を整理しておきましょう。
- 行動ニーズ:最終的には、「自社で今すぐ試すべき施策」と「1年かけて組み込むべき戦略」を紙で描けるようになるのがおすすめです。
この記事の結論
一言で言うと、今すぐ取り入れるべき動画トレンドは「①AI動画を量産ではなく効率化と実験に使う」「②ショート動画を入口、ロング動画とWebコンテンツを資産として設計する」「③YouTube・TikTok・自社サイトを、目的別に使い分ける」の3つです。
最も重要なのは、「トレンド単体」ではなく「既存の動画戦略とどうつなぐか」です。調査データでも、企業の91%がすでに動画をマーケティングに活用しており、そのうち75%がAIツールを制作や編集で活用している一方で、動画の費用対効果がわからない・時間がないが主要な悩みになっています。つまり、新しいことを始めるより、ボトルネックをトレンドで解消する発想が現実的です。
失敗しないためには、①「自社で何を伸ばしたいのか」(CVR・リード・採用・LTVなど)を先に決める、②いきなり全部のトレンドに手を出さず1つずつ、3か月試す、③AIや新プラットフォームを本数の増加ではなく学びの質向上に使うことが大切です。トレンドは「全部に手を出す対象」ではなく、「自社のボトルネックに合わせて使い分ける道具箱」と捉えると、優先順位の付け方が一気にシンプルになります。
XとYouTubeでトレンド解説を見ては、「うちでやるイメージが湧かない」とタブを閉じる夜
トレンドに置いていかれたくない人ほど、こんな夜を過ごしています。
- 夜、X(旧Twitter)を開くと、「生成AIで動画◯本量産」「TikTokでCV◯倍」といった投稿がタイムラインに流れてくる。リンク先のYouTubeやセミナー動画をいくつか開いて、最新事例を眺める。
- 「たしかにすごい。でも、これを自社のBtoBサービス/ローカルビジネス/採用マーケでどう落とし込めばいいんだ…?」と、イメージが途中で途切れる。Chromeのタブだけが増えていく。
- 最終的に、「とりあえず今の動画運用を続けながら、タイミングを見てAIやショートも…」と自分に言い聞かせてタブを閉じる。だけど心のどこかでは、このままだと波に飲まれるのではという不安が残る。
正直なところ、私も2024〜2025年にかけて、生成AIや新フォーマットの情報を追いながら「どこから導入するべきか」で固まっていた時期があります。
あるマーケ責任者も、相談の場でこう漏らしていました。
担当者:「実は、AI動画の事例セミナーを3本くらい見ました。よくあるのが、結局、予算も人もそこまで増えない前提で、うちがどこから何を変えればいいのかが、セミナーを閉じた瞬間にふっと抜け落ちるパターンで…。トレンド疲れみたいな感覚があります。」
この谷を抜けるには、「世界で起きていること」ではなく、「自社のボトルネック」にトレンドをはめ込んで考える視点が必要でした。
「トレンド一覧」を見るのをやめて、「自社の悩みリスト」に1つずつ紐づけた
2025年の終わり頃、あるBtoB企業と一緒にやったことがあります。
最初に開いたのは、トレンド記事ではなく「自社の動画運用の悩みリスト」でした。
出てきたのは、こんな項目です。
- 毎月の動画本数を増やしたいが、制作時間が足りない。
- ショート動画を始めたいが、テーマと効果測定のイメージが持てない。
- YouTube・TikTok・自社サイトで、どの動画をどう出し分けるかが曖昧。
- 動画からのCVRは上がっているが、もっとパーソナライズした訴求も試したい。
ここで、ようやくトレンド側の情報を出しました。
- AI動画生成・AI編集ツールの進化(制作速度・パーソナライズ)。
- ショート動画(TikTok・YouTubeショート)とロング動画の共存。
- 動画ポッドキャスト・ビデオキャストの台頭(ロングトークをマルチユース)。
- 企業の動画活用媒体の変化(YouTube61%・TikTok25.6%・自社サイト12.3%)。
私:「正直なところ、全部やるのは現実的ではありません。実は、自社が今一番しんどいところに、トレンドを1個ずつ当ててみて、この組み合わせなら3か月で試せそうというところから始めるのが、結果的に早道です。」
例えば、
- 本数不足 → 「AI編集+テンプレ構成」で、社内動画の編集時間を半分に。
- ショートへの不安 → 既存のロング動画から「1テーマ1メッセージ」の切り抜きショートを作り、TikTokではなくまずYouTubeショートだけに出す。
- 媒体設計の曖昧さ → 調査データを参考に、「まずはYouTubeを軸、TikTokはターゲット次第で実験枠」と割り切る。
といった形で、「課題→トレンド→3か月の打ち手」をホワイトボードにマッピングしていきました。
担当者:「最初は半信半疑でした。もっと大きな戦略から決めないといけないのではと。でも、実はこうして自社の悩みとひも付けると、AI動画もショートも、自分たちの現場を軽くする道具として見えるようになってきました。」
そこから3か月単位で「1トレンド×1課題」のペアを試し、感触の良いものだけを次の四半期に持ち越す運用へと切り替えていきました。
AI・ショート・マルチユースを「全部のせ」ではなく、「絞り込んだ3本柱」として回した結果
この企業では、2025〜2026年にかけて次の3つに絞りました。
AIによる制作効率化:
- テロップ入れ・カット編集・サムネ案出しをAIツールに任せ、編集時間を約30〜50%削減。
- その分、「企画と導線整理」に人の時間を割く。
ショート×ロングの役割分担:
- ロング:YouTubeの解説・事例・ウェビナー(検索で見つかる資産)。
- ショート:その要点から15〜30秒のクリップを切り出し、YouTubeショートとXに投稿(興味を引く入口)。
- 成果指標は、「ショートからロングへの視聴遷移」「ロング視聴者のLP流入・CVR」。
YouTube軸+TikTok・自社サイトの使い分け:
- BtoBメインのため、YouTube公式チャンネル運用+広告を軸に据える(調査でも、企業の動画配信媒体はYouTubeが61.3%で最多)。
- 若年層向けの採用・認知施策だけTikTokをテスト(教育業界や若年層ターゲットではTikTok比率が高いというデータも参考)。
- 自社サイトには「意思決定のためのロング動画」と「よくある質問動画」を埋め込む(動画付きページはCVRが上がりやすい傾向)。
半年後、数字と現場の声はこう変わりました。
- 編集1本あたりの時間:平均4〜5時間 → 2〜3時間台へ(AI編集とテンプレ活用)。
- 動画付きLPのCVR:動画なしと比べて約1.2〜1.4倍で安定(特に事例・FAQ系の動画)。
- YouTube公式チャンネルの運用について、「最も効果を感じる形式」と答えた企業は約4割という外部データとも一致し、「自社公式チャンネル運用を軸にして正解だった」と社内の納得感も高まった。
担当者は、朝会でこう話していました。
「正直なところ、最初はAI動画という言葉に引っぱられて、全部を自動化しなきゃいけない気持ちになっていました。でも、実は自分たちの一番しんどい工程だけAIに置き換える、ショートはロングの切り抜きから始めるくらいの取り入れ方でも、半年たつとしっかり成果と余裕が出てきました。」
トレンドに振り回される側から、「トレンドを自社の戦略に利用する側」へ、静かに立ち位置が変わった例でした。
最新トレンドで「やりがちな失敗」と落とし穴
失敗① AI動画=「全部自動化」だと思ってしまう
【よくある勘違い】
- 生成AIにプロンプトを投げれば、あとは全部やってくれるというイメージ。
- すべてをAIで作る前提で考え、現場が構えてしまう。
【現実】
- 調査では、動画マーケターの約75%がAIツールを制作・編集に活用しているが、企画やストーリーは人間の創造性が依然重要とされている。
- 成功している企業は、「テロップ・カット・要約・サムネ案」など繰り返し系の作業にAIを使い、企画・構成・チェックは人が担っている。
【避けるコツ】
- まずは「1本あたりの作業時間のうち、AIで置き換えやすい30〜40%」だけを洗い出す。
- AIで何をするかではなく、自分たちが何に集中したいか(企画・分析・活用)から逆算する。
失敗② ショート動画だけ増やして、「どこに連れていくか」が決まっていない
【よくある状態】
- TikTokやYouTubeショートに、チームの誰かが頑張って毎日投稿。
- しかし、プロフィールや概要欄からの流入先(サイト・LP・メルマガ登録など)が設計されていない。
- 結果として、「再生数はあるが売上やリードに繋がっている実感がない」。
【外部データ】
- 多くの企業は、動画をYouTube・TikTok・自社サイトなど複数媒体で使い分けているが、主軸は依然としてYouTube(61.3%)であり、TikTokは若年層向けなど用途が限定される傾向がある。
【避けるコツ】
- ショートは「ロング動画やLPへの入口」と割り切る。
- プロフィール・概要欄・コメント固定で「次の一歩」(YouTube本編・LP・資料ダウンロード)を必ず明示する。
失敗③ トレンド=「新しいプラットフォームに広げること」だと思い込む
【よくあるパターン】
- 新しいSNSや動画プラットフォームが出るたびに、「うちもアカウントだけは作っておこう」と広げてしまう。
- 結果、どのチャネルも中途半端になり、分析や改善に手が回らない。
【現実】
- 調査でも、企業の動画配信媒体は依然YouTubeが主軸で、TikTokやその他は業界・ターゲットによって利用率が変わる。
- すでに動画活用率は9割を超えており、「広げる」より「深める」「資産化する」方向のトレンドが強まっている。
【避けるコツ】
- 「メインの1〜2チャネル」を決める(BtoBならYouTube+自社サイトが軸になりやすい)。
- 新チャネルは「3か月のお試し枠」として位置づけ、やめどきを決めてから始める。
最新トレンドを「自社の戦略」に変える3ステップ
ステップ① 自社の「動画×トレンド診断シート」を作る
やること:
- 縦軸に「自社の悩み・ボトルネック」、横軸に「トレンド(AI・ショート・ビデオキャスト・プラットフォーム)」を書いたシートを作る。
- 各マスに、「この組み合わせで3か月テストするとしたら何をするか」を一言で書いていく。
例:
- 悩み:編集工数が重い → AI編集ツールでカットとテロップの自動化を試す。
- 悩み:LPの滞在時間が短い → ロング動画+ショート要約を埋め込み、「3分で分かる◯◯」導線を作る。
- 悩み:若年層の認知が弱い → YouTubeショートの切り抜きをTikTokにも試験配信し、教育・若年層セグメントで反応を見る。
ポイント:
- 1つの悩みに対して、トレンドを1〜2個だけ当てる(全部乗せしない)。
- 「これは現実的」「これは今はやらない」など、優先度をつけておく。
ステップ② 「3か月で試すトレンド」を1〜2個に絞り、具体的な運用案に落とす
やること:
- 優先度の高い組み合わせから、今期(3か月)の「トレンド×施策」を1〜2個選ぶ。
具体的に、
- どの動画/どこからAIやショートを使うか。
- どのチャネルで配信するか。
- どの数字を見るか(再生・クリック・CVRなど)。
を決めます。
例:AI編集テスト:
- 対象:毎月のFAQ動画2本。
- 施策:既存の編集フローとAIツールを使ったフローを比較し、1本あたりの編集時間と視聴維持率を計測。
- 成功条件:編集時間30%削減+視聴維持率が大きく落ちていない。
ポイント:
- 3か月で「やめるか続けるか」を判断できるように、小さく・具体的に設計する。
- 成功条件は「超成果」ではなく、「本格導入してもいいかどうか」を決められるラインに設定する。
ステップ③ トレンドの「定着 or 撤退」を3か月ごとに決める
やること:
3か月後、トレンド施策ごとに、
- 良かった点。
- 良くなかった点。
- 想像していなかった学び。
を振り返ります。
「定着(本格導入)」「縮小して継続」「いったん撤退」の3つに分類します。
ポイント:
- うまくいかなかったトレンド施策も、「やらない理由」を言語化しておけば、次に同じ話題が出たときの判断材料になる。
- 新しいトレンドを足すときは、「何か1つを減らしてから」にする(トレンド施策の総数が増えすぎないようにする)。
よくある質問
Q1. 2026年時点で、動画マーケティング全体の「前提」として押さえておくべきことは?
A1. 企業の91%がすでに動画をマーケティングに使っており、マーケターの90%前後が良いROIを感じている、という調査があります。「やるかやらないか」より、「どう効率的に・戦略的にやるか」が論点になっているフェーズだと捉えてください。
Q2. AI動画生成は、どの用途から始めるのがおすすめですか?
A2. いきなりフルCGのブランドムービーではなく、社内研修・マニュアル・FAQ・商品説明など、情報量が多く更新頻度も高いところから始めると効果が出やすいです。
Q3. BtoB企業でも、TikTokはやるべきでしょうか?
A3. 業界とターゲット次第です。調査では、多くの業界でYouTubeが主軸ですが、若年層が多い教育系などではTikTokの比率が高い結果も出ています。ターゲットの年齢層と情報収集行動から逆算して決めるのが現実的です。
Q4. ショートとロング、どちらを優先すべき?
A4. まずは「検索から見つかるロング動画」と「LP・営業・サポートで使える動画」を優先し、資産を作ることをおすすめします。ショートはその資産への入口として、後からでも十分追いつけます。
Q5. 予算が少ない場合、どのトレンドを優先すべき?
A5. 制作コストを下げつつ本数を維持する必要がある場合、「AIによる編集効率化」と「既存ロング動画からのショート切り抜き」の2つが投資対効果が高いです。
Q6. 外注と内製、今のトレンド環境ではどちらが有利ですか?
A6. 調査では、内製のみは減り、外注と内製を組み合わせる企業が増えています。AIツールと外部パートナーをうまく使い分け、企画と戦略は社内に残すハイブリッド型が主流になりつつあります。
Q7. トレンドを追いすぎてブランドがブレるのが怖いです。
A7. ブランドの一貫性は、フォーマットではなく「メッセージ」と「トーン」で守れます。どのトレンドを試すにせよ、「誰に何を約束するブランドか」を一枚紙で言語化してから動くとブレにくくなります。
まとめ
最新トレンドは、「AI制作・編集」「ショート×ロングの役割分担」「YouTube軸+TikTok・自社サイトの使い分け」が大きな軸になっていますが、重要なのは全部に手を出すことではなく、自社のボトルネックに当てはめて選ぶことです。
よくある失敗は、「AI=全部自動だと思う」「ショートだけ増やして導線がない」「プラットフォームを増やしすぎる」の3つで、ここを避けるだけでも、トレンド疲れせずに成果に近づけます。
実は、動画トレンドは波ではなくインフラになりつつあります。だからこそ、自社の1年・2年の視野で、「どのトレンドを、どの深さで取り入れるか」を決めること自体が、競争優位につながります。トレンドは「追いかけるもの」ではなく、「自社の地図に書き込んで、必要な場所に道として通すもの」と捉えると、選び方も付き合い方も自然と落ち着いてきます。
要点まとめ
- まず「自社の動画運用の悩みリスト」を作り、その1つ1つにトレンド(AI・ショート・ビデオキャストなど)を当てはめてみましょう。
- AIは量産ではなく編集効率化・テロップ・要約・サムネ案から導入し、人は企画と判断に集中することが大切です。
- ショート動画はロングやLPへの入口と位置づけ、「次の一歩」を必ず設計してから配信しましょう。
- YouTubeを主軸にしつつ、ターゲットに応じてTikTokや自社サイトを役割分担で組み込むのがおすすめです。
- トレンド施策は3か月単位で「定着 or 撤退」を決め、足す前に何か1つ減らすルールを持ちましょう。
こういう人は今すぐ相談すべきです
- AIやショート、TikTokなどの情報は追っているのに、「自社では結局何から始めるべきか」が決めきれず、ブラウザのタブだけ増えているマーケ・広報・採用担当の方。
- すでに動画施策を走らせているものの、「このままのやり方でトレンドに追いつけるのか」「どこまでAI化すべきか」にうっすら不安を感じている事業責任者の方。
この状態ならまだ間に合います。
今夜はまず、「動画に関する一番の悩みベスト3」と「気になっているトレンド3つ(AI・ショート・新プラットフォームなど)」をノート1ページに書き出してください。その1ページをもとに、「悩み×トレンド」の組み合わせを1〜2個だけ選び、3か月テストの具体案をチームやパートナーと一度話してみる――それが、「トレンドに振り回される側」から、「トレンドを戦略に取り込む側」へ切り替える最初の一歩になります。
PAQLAの想い
うまく言葉にできない価値を、
伝わる映像へ。
株式会社PAQLAは、ただ映像を撮る会社ではありません。
私たちが大切にしているのは、まず話を聞くことです。企業の中にある想い、技術、こだわり、これまで積み重ねてきた物語を丁寧に取材し、「何を、誰に、どう伝えるべきか」から一緒に整理します。
「自社の魅力がうまく伝わらない」
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