夢の詰まった雲台

今日は雨が降っています。

このところ晴れのロケ日和が続いていたのですが・・・

そこで今日は弊社が使用している機材の一部をご紹介します!

専門的な話にはなりますがご関心のある方はぜひお付き合いください。

 

撮影時になくてはならないもの、

カメラの次に重要と言っても過言ではないもの、それは三脚です。

カメラの性能が良ければ三脚なんてなんでもいいんじゃないの?

と思われる方も多いと思います。実際私も以前はそんなもんだと思ってました。

 

三脚は大雑把に「脚部」と「雲台(うんだい)」というパーツに分けることができます。

脚部は文字どおり、足の部分。

雲台というのがカメラを乗っける部分というと想像できるでしょうか。

私は特にこの雲台が重要だと考えています。

カメラを上下左右スムーズに動かすには非常に雲台の性能が重要。

よろしくないものを使うとカクつきやブレに繋がります。

 

さてPAQLAが使っている雲台ですが、

メーカーはSachter(ザハトラー)というドイツの映画機材の会社が作っているFSB4というものを使用しています。

私が気に入っているのはこの雲台の「粘性」です。

 

例えばゆっくりカメラを横に振る動き(業界の言葉で”パン”とか”パーン”と言います)

動かすのはどの雲台でもできます。しかし重要なのは止める時なんです。

止める瞬間に起きる若干のカクつき。これをなんとか防ぎたい!

ザハトラーの雲台は比較的重量もありスムーズにパーンを停止することができるんです。

もちろんカメラマンの技術が最重要ですがこの性能にはかなり助けられます。

 

私は個人的にこの雲台のことが大好きなので、

メーカーのザハトラー社について少し調べてみたのですが、

以下ウィキペディアより引用

映画カメラマンだったヴェンデリン・ザハトラーが、1950年代に、従来の製品より滑らかに動き、かつ、安定性の高い三脚雲台「クライゼル・コップ」を自分のために製作したところ、他のカメラマンにも好評だったため1958年に会社を興し、本格的に三脚製造を始めた[1]1978年には雲台を安定させるメカニズムで特許を取得、1979年には炭素繊維製で軽量な三脚を発売して機動性を求められる報道映像取材で大活躍するようになった[1]1995年にイギリスのVitecグループに属した[1]2011年時点でザハトラーの三脚は140カ国で販売され、従業員数150人と小さな会社ではあるが、プロのカメラマンが映画やテレビ番組の撮影に使う三脚では世界でトップクラスのシェアを持ち、世界中の至る所で使われている[1]

 

だそうです。

なるほど!ヴェンデリン・ザハトラーさんは雲台に対する並々ならぬ情熱があったとみた。

自分で作った雲台が好評だったから会社を作ったなんて夢のある話。

その知恵と技術が今日もたくさんのカメラマンをサポートし続けています。

 

機材一つにも様々な経緯と人の思いというものが詰まっている。雲台侮るなかれです。

下町ロケット的な、雲台のドラマがきっとあったんでしょうね! 泣

ますますこの機材のことが好きになりました。