展示「富野由悠季の世界」に行ってきました!
富野由悠季さんといえば映像界では超有名人。
名作、機動戦士ガンダムシリーズの演出家といえばその人です。
兵庫県美術館にはものすごい数のファンが来ておりました!
(愛知での開催はありませんでした)
その経歴をたどりつつ作品を紹介する展示でしたが、とにかくめちゃめちゃ長い。
けれども全く飽きることなく、気づけば3時間が過ぎていました!時計見てびっくりだよ!
それもそのはず、この展示は
さかのぼること、富野氏・小学校時代から始まります。
これから行く方もいると思うので詳しくは書きませんが、
現在78歳の富野さんの演出家人生はもうその頃から始まっていたんです。
最初は正直天才としか思えなかった、「これは天才だからできたこと」だと。
でもガンダムに至るまで、ましてやそれ以降も、
徹底的に原理原則を学びそこに時代を取り入れる姿勢は圧巻です。
これは「天才」の「センス」だけではなし得ることはできない。
この人は本物のプロだと痛感しました。
実は映像のプロでも基礎知識のない人は実は山ほどいます。
私たちにとって映像の制作は単純に「撮ってつなぐ」だけの作業ではありません。
そこには、
人が意思を持ち脳に伝達して手を動かすように
ラーメンにお湯を注いで3分待つと完成するように
原則が確かに存在します。
何も勝手に手が動くわけではないし、放っておいてもラーメンはできないのです。
"このカット(映像)の次にはこういうカット(映像)がくる"という原則があります。
だから私たちの仕事は大変なんだ!と主張したいわけではありません。
仕事はなんでも大変です。業界に関係はありません。主婦も子育ても大変です。
誰でもスマホで動画が作れる時代に、私たちはプロとしてどうあるべきかを問われています。
今一度、原点に帰ることでPAQLAは新しい時代との共存をしていきたいと思っています。
ちなみに富野さんは現役で最新のアニメーションを担当していらっしゃいます。
!!!!!
ご関心のある方はぜひ今後の開催地へ
1枚目 ポーズを決める小塚 2枚目 感激して目を瞑り悟る小塚